「買い物する脳」~驚くべきニューロ・マーケティングの世界~
マーケティングやブランディングについて、また違う角度から見ている印象でした。
脳科学もそうですが、心理学も密接な気がします。
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なぜ私たちは、特定のブランドを選ぶのか。どのような情報であれば、脳が記憶するのか。
コーラとペプシがどちらがおいしいかを調査すると、被験者の半数以上が“ペプシ”と答えた。
fMRIの脳実験でも同様の結果がでた。
しかし、普段どちらを飲んでいるかの調査では、75%以上がコーラを支持した。
ロゴ・色・歴史・デザイン・匂い・子供の頃の思い出・テレビ広告。
そんな要素がペプシを美味しいと感じる印象を追いやった。
脳は理性を超えて感情で物事を判断している。
これらの結果、お菓子の例では3倍以上の売上に貢献した。
調査では、この番組内に関わるプロダクトプレースメントと番組内容には無関係のスポットCMにおいて
ブランド名の記憶を検討した。
ストーリーと無関係な広告は忘れ去られるが、ストーリーとマッチしたものは記憶に残る。
無意識に他人の行動を真似るのは人間にもともと備わっている性質だ。
模倣は、モノを購入する重大な要因のひとつだ。
最初はクロックスを「なんて不恰好なクツだ」と思っていたのに、
通りすがりの人が履いていると突然、「買わなくちゃ」に変わる。
しかし、ミラー・ニューロンは単独では機能しない。
多くの場合、脳の快楽物質ドーパミンと連動して作用する。
購入決定には、脳が快楽を満たすために分泌されたドーパミンの誘惑効果も影響している。
儀式は合理的ではない行動を起こす。
オレオは、クッキーを冷たいミルクに浸して食べるのが好きな人が多いことを知り、
ミルクキャンペーンと提携した。オレオをミルクにつけるのは文化になっている。
携帯電話では、一度、ノキアのキー操作に慣れると別のブランドには変えない。
IPodも同様だ。アップルは単なるブランドではなく宗教だ。
視覚が購入判断に重要でないわけではない。
しかし、匂いや音のほうが思っているよりも購買行動に強力な場合がある。
不自然なほどにセクシーなマネキンには、興味をひくにはいいが、
果たして、ブランドや商品を記憶するには効果的なのだろうか。
実験結果によると、性的な刺激が広告の効果を阻害する場合があった。
性的な表現を含まない場合は、ブランドや商品名を20%が記憶したが、
性的な表現を含む場合は、9.8%だった。男女ともに同様の結果だった。
刺激的な内容によって広告が伝えようとしている内容が吸い取られてしまった。
しかし、性的な訴求を魅力的に感じるならば、ミラー・ニューロンの働きによって
広告のモデルと同じようにセクシーで魅力的な気分になる。
広告やマーケティングは、ただの憶測にすぎない。
脳が購買行動に与える影響について、さまざまな事実がわかり始めている。
脳の中の“購入ボタン”がどこに存在するのか、ニューロ・マーケティングによって予測の助けになるだろう。
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脳科学や心理実験自体が、決して購買行動の証明にはならないと思いますが、
広告マーケティングに忘れていた、もっと人間の本能や理由なき行動などは
確実に購買行動に直結すると感じました。